ヒマワリ感動経営通信113号
✦『気付きは内から』
ヒマワリは、たくさんの種を残します。
その種が未来をつくっていきます。
企業活動に置き換えると、実践から学び、次に生かす。
このサイクルを継続すること。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ティーチングとコーチングの違いは何でしょうか。
代表的な違いとして、
ティーチングは、「答えを教える・手本を見せる」
コーチングは、「答えを引き出す・質問する」
皆さん、ご存知で、実践されていることです。
とある顧問先の製品開発部門での事例です。
県外の製造業者と連携して、建設現場で使う資材を製品開発していました。
その資材を使うことで、「完成までの日数が削減され、品質も改善する」
そんなコンセプトで開発を進めていたのですが、その資材を使う場所が高所なのです。
顧問先の企画開発担当者は、使う場所が高所なので、軽さが重要になると考え、何度も県外業者に提案しました。
しかし、性能・価格ばかりを重視し、製品を完成させてしまいました。
その製品が売れたかどうか。
重くて使い勝手が悪く、リピートがない状況。
現在は、軽量化に向けて、配合等を変更しています。
顧問先の企画開発担当者は、製造業者に答えを教え続けていました。
これから言えることは、
・人によって気付きのタイミングが違う。
・内なる気付きしか行動を起こさない。
前から何回も伝えているのに、行動しない場面ありますよね。
「宿題をしないさい、早く準備に取り掛かりなさい」と言っても気付けない子供や社員など。
答えは言わない。言わせる。
教えてしまうと、他人事で身に付かない。
思考しないと、自分が芯から思う行動は生まれないのですね。
「教えない。考えさせる」
この機会を多く設けることで、「教える・手本を見せる」が他人事から自分事に変わっていきます。
コーチングあってのティーチングですね。