ヒマワリ感動通信 77号
✦『人の将来を見据える』
ヒマワリは、真夏の厳しい環境でも力強く成長します。
それは種が発芽し、花が咲く環境を自ら作り出しているといえます。
企業に置き換えると、人財が成長できる環境、
成長の場をどうつくるかということになります。
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人財育成を農業に例えると、
土壌づくり・種まき・水やり・収穫となります。
土壌づくりは、迎え入れる・助け合う・高め合う風土
種まきは、自己成長に向けた目標や課題を与えること
水やりは、見守りながら励ます・問いかけること
収穫は、抜擢する・任せること
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農業の収穫サイクルが短くなっているのと同じで、
人財育成も短期的成果を求める傾向がありますよね。
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奈良県で吉野杉の種を採る名人に
女子高正がインタビューした時のやりとりです。
※致知出版社 致知3月号より
・女子高正
「採った杉の種が大木なる250年先の姿を見れないことに、空しさを感じませんか」
・名人
「私には種が苗となった段階で、100年後・250年後がどういうふうに育つかがはっきりと見える」
遠い将来をはっきりと見据えて取り組まれています。
見届けることができない未来にどれだけ本気になれるか
これは「人を育てる」においても同じです。
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蒔いた種が、10年・20年後のそれぞれの人間にふさわしい形態で発芽し、開花、結実する。
私自身も20年以上前の新入社員時代に言われ続けていたことが今になってようやく理解し、
成就したこともあります。
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人財の育成や成長は多種多様です。
教育や育成は、願いや祈りが源泉。
人財の遠い将来を見据えながら
見守る覚悟も大切な視点ですね。